【仕事ができる人の5段階のランク分け】仕事ができる人の特徴とは?
本記事では、仕事ができる人とはどのような人か?という問いに対して、5段階のものさしで仕事ができる人の特徴をご説明していきます。
仕事ができる人というのはどのような人のことを言うのでしょうか?
そして、みなさんはどのレベルにいるのでしょうか?
「漠然と仕事ができると言っても、職場によって仕事ができるできないの定義は変わってくるんじゃないの?」
とお思いの方はいると思います。
確かに仕事ができるという定義は職場によっても変わってきますが、問題に対するアプローチの良し悪しは、どのような職場でも大差はないと考えます。
そこで本記事では、問題に対するアプローチという観点から、仕事のできる人を定義して、ご説明していきます。
※本記事では、仕事のできるランク順に、A〜Eの5段階で定義しており、E級が最も仕事ができず、A級が最も仕事ができるランクとなります。
E級:報告のみ行う
問題に対して報告のみ行うというアプローチをしてしまう人は、残念ながら最も低レベルで、仕事ができない人になります。
例えば、「生産設備が故障によって止まってしまいました!」と事実だけを報告するに留まり、そこからどうやって問題を解決すればよいのかについては考えずに、ただ上司に報告するだけで終わってしまう人は、E級です。
事実をありのままに伝えることは大切ですが、報告のみなら誰でもできることです。
仕事ができる人になるには、まずは下記のD級を目指しましょう。
D級:アドバイスがあれば問題を解決できる
問題が発生した時に、報告するだけでは何も好転しません。
いかに問題を解決するかが重要になってきます。
そんな時に、自分一人だと何も良いアイデアは生まれませんが、周りからの助けやアドバイスがあれば、なんとか問題を解決できる方は、D級です。
このレベルは、新入社員の最初の目指すべきところであり、入社2〜3年目の若手社員はできるようになっておきたいところです。
例えば、「生産設備が故障によって止まってしまいました!このままでは客先の納期を守れません。今から一緒に対策について考えてくれませんか?」と、周りの協力を仰ぎ、何とか解決まで迎えられる人がこのレベルです。
もし入社3年目以降でこのレベルにいるならば、せめて下記のC級を目指していきたいところです。
C級:問題解決の手法を提案できる
E級やD級は、問題に対して自分からは何も解決へのアプローチをすることができませんでした。
しかし、自分から問題解決の手法を提案できるようになると、C級となります。
例えば、「生産設備が故障によって止まってしまいました!このままでは客先の納期を守れませんので、すぐに対応する必要があります。設備を調べてみたところ、画像検査のプログラムに異常が発生したことが原因と考えます。類似の不具合の時に対応して頂いた画像チームの担当者に依頼すれば解決できると思います。」というように、問題に対して解決策まで用意して提案できると、上司も頼もしいと感じるでしょう。
しかし、提案した解決策が適切かどうかはこの時点では分かりません。
もしかしたら、全くの見当違いである可能性もあります。
そこで、多角的な視点から、考えられる解決策を複数提案でき、その中で自分がベストと考える案を提示できれば、さらに仕事ができる人間になりますので、C級の人は、そこを目指していきましょう。
B級:問題解決の手法をいくつか提案でき、その中のベストを提示できる
C級の更なる上のB級ビジネスパーソンは、問題解決の手法をいくつも提案でき、その中で自分がベストと考える案を論理的に説明し、提示できます。
例えば、「生産設備が故障によって止まってしまいました!このままでは客先の納期を守れませんので、すぐに対応する必要があります。設備を調べてみたところ、画像検査のプログラムに異常が発生したことが原因と考えます。類似の不具合の時に対応して頂いた画像チームの担当者に依頼すれば解決できると思います。また、切断刃に異常な欠けが見られており、切断刃が何らかの干渉をしたことが原因の可能性も考えられます。見たところ、段取り時の取り付けが悪かったようで、既に正しい段取り状態となるように指示を出しています。」というように、広い視野で問題を捉え、複数の要因や解決策を用意できると、相当レベルの高いビジネスパーソンです。
グループや部署内のエースとして、チームの中心的存在で、周囲から頼られることも多くなります。
「この案件なら、あの人に任せておけば大丈夫!」と、周りから信頼されるようにもなります。
A級:いくつもの案の中からベスト案を選択し、解決してしまう上に報告も怠らない
A級になると、上司からも十分に信頼され、ほぼ任せてもらえるようになるので、仕事の自由度が増します。
実力も申し分ないので、問題が発生したら自分で解決策や上手くいくアイデアをいくつも生み出し、その中でベストの選択肢を高い精度で選ぶことができます。
そして、上司の承認が不可欠な案件以外は、自分の判断で進め、解決するところまで持っていってしまいます。
例えば、「生産設備が故障によって止まってしまいましたが、既に解決済みです。詳細については、報告書を発行して、関連部署を含め展開させて頂きます。」と、ただ自分で解決するだけでなく、問題とその解決方法などを記録として残し、報告することもできます。
難易度の高い問題に対しても、解決まで進めることができますので、上司からは全幅の信頼を寄せられます。
その分野の第一人者となり、出世街道真っしぐらですね。
できるビジネスパーソンへ成長しよう
仕事は困難な問題だらけですが、その問題にちゃんと真摯に向き合い、頭を悩ませながらも必死に取り組んだ人だけが、大きく成長して次のステージに進むことができます。
成長して、周りからできると思われるビジネスパーソンになるには、問題に対しての意識を変えましょう。
本記事の通り、問題解決に向けて、自ら色々と提案したり、ベストな案を提示できたり、周りに助けてもらわなくても解決できれば、一流のビジネスパーソンになれます。
できるビジネスパーソンに成長し、周囲から一目置かれ、そして出世街道をひた走っていきましょう!
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