【パソコン動作が遅い、重い、動かない時の改善方法14選】今すぐ効率化する対処法
パソコンの動作が遅かったり、重かったり、動かない時って、イライラしてしまいますよね。
何も対策せずに、そのまま我慢して使い続けるのは、非常に非効率ですので、何らかの対策をするべきです。
そこで本記事では、パソコンの動作を速くするあらゆる方法について、まとめました。
ぜひ、実行してみて下さい。
起動ドライブの空き容量を確保する
まず最初に確認したいのは、起動ドライブの空き容量です。
起動ドライブの空き容量が少ししかないと、パソコンの動作が遅くなりますので、快適に動作させるためにも、十分な空き容量を確保しましょう。
【確認方法】
①スタート(Windowsマーク)
②設定(歯車のマーク)
③システム
④ストレージ
この順番に選択することで、起動ドライブの空き容量が表示されます。
例えば表示バーが赤色になっていたりと、空き容量が少ない場合は、パソコン内のファイルやアプリを削除しましょう。
削除するか迷うものしかない場合は、USBや外付けHDDにデータを移しましょう。
また、上記のストレージ画面を下にスクロールすると、「新しいコンテンツの保存先を変更する」という項目がありますので、保存先を変更するのも一つの手段です。
ディスククリーンアップ
簡単で効果的な手段として、ディスククリーンアップも有効です。
ディスククリーンアップとは、アプリやWebページなどの不要な一時ファイルを安全に削除してくれる便利な技です。
次に、試してほしいのが「アプリの削除」と「ディスククリーンアップ」。
不要なアプリをアンインストールすれば、思いのほか空き容量が増やせるし、ディスククリーンアップなら、不要なファイルを自動的に洗い出して削除いてくれるので、手間もかからない。
【方法】
①タスクバーからエクスプローラーを開く
②PCのフォルダを開く
③ディスククリーンアップを行うドライブ(Cドライブ)をクリックする
④リボンからドライブツールのタブをクリックする
⑤管理グループのクリーンアップをクリックする
⑥しばらく待つと、結果が表示されます。
⑦削除するファイルのボックスから、削除したくないものだけチェックを外す
⑧OKをクリックし、完了
高速スタートアップを有効にする
Windows8以降では、高速スタートアップという機能が追加されています。
高速スタートアップを有効にすることで、パソコンの起動を早くすることが可能となります。
【設定方法】
①コントロールパネルを開く
②システムとセキュリティを開く
③電源オプションの電源ボタンの動作を選択をクリック
④現在利用可能ではない設定を変更しますを開く
⑤高速スタートアップのチェックボックスを確認し、外れていたらチェックし完了
スタートアップアプリを無効化する
Windows10より、スタートアップアプリを遣えるようになりました。
スタートアップアプリとは、パソコン起動時に自動的に起ち上がるアプリを指します。
設定されているアプリが多いほど、パソコンに過度な負荷がかかり、動作(起動時間)が遅くなりますので、一度確認することをおすすめします。
【確認方法】
①Control + Alt + Deleteを同時に押し、タスクマネージャーを起動する。
②スタートアップのタブをクリックする。
③不要なアプリを無効化する。
※スタートアップの負荷は、「低・中・高」の3段階あり、高を無効化することをおすすめします。
視覚効果を無効化する
Windowsは、パソコン画面上の動作の動作を滑らかなアニメーションで表現するなど、視覚的に楽しい動きを演出してくれています。
しかし、その代償として、パソコンに負荷がかかっていますので、この視覚効果を無効化することも、パソコンの動作を軽くする有効な手段となります。
ただし、味気ない動作になりますので、個人的には微妙だと感じていますが、少しでも動作を速くしたいのであれば、やってみる価値はあると思います。
【設定方法】
①コントロールパネルを開く
②システムを開き、システムの詳細設定をクリックする
③パフォーマンスの設定をクリックする
④パフォーマンスを優先するにチェックを入れ、OKをクリックし、完了
自動メンテナンスの停止
自動メンテナンスとは、その名前の通り、毎日決められた時間にソフトウェアの更新などを自動で行ってくれる便利機能です。
ですが、メンテナンス中はパソコンの動作が遅くなってしまいます。
例えば、就活でSPIのテストを受験する時や、ゲームのイベント時など、大事なタイミングで自動メンテナンスが始まってしまうと、困りものです。
そんな時は、自動メンテナンスを停止するか、時間を深夜や早朝に設定するようにしましょう。
【停止もしくは時間変更】
①コントロールパネルのシステムとセキュリティをクリックする
②セキュリティとメンテナンスをクリックする
③メンテナンスのメンテナンス設定の変更をクリックする
④変更し、完了する
重いアプリは停止する
パソコンのメモリーの使用率が大きいほど、パソコンの動作は遅くなります。
そこで、起動しているアプリを確認し、不要なアプリやメモリーの使用率が大きいアプリは、停止するようにしましょう。
【確認方法】
①Control + Alt + Deleteを同時に押し、タスクマネージャーを起動する。
②プロセスのタブに、各アプリのメモリー使用量が記載されている。
メモリーを見てみてると、意外とWebのブラウザーもメモリーを多く使用していることが分かります。
なので、ブラウザーのタブを残し続けずに、適宜消していくことで、パソコンの動作は速くなります。
発熱によって処理能力が落ちている場合は、発熱を防ぐ
パソコンは、発熱によって処理能力が著しく下がったり、故障したりしてしまいます。
そのため、下記の通り対策が必要です。
①涼しい部屋で使用する
②ベッドやソファーなど熱が逃げにくいところでパソコンを使わない
③熱引きの良いテーブルにパソコンを置いて使用する(市販の放熱シートなど活用)
④排熱するファンのゴミを取り除き、排熱性能を元に戻す
⑤排熱ファンの近くに物を置かない
パソコンが過剰に熱くならないように、発熱は極力防ぐようにしましょう。
そもそもパソコンのスペックが低い
パソコンのCPUのメモリーは、少なくとも4GBは欲しいところです。
それ以下であれば、正直パソコンのスペックが低く、動作が重いというのは、ある程度は仕方がないとも考えられます。
ウイルス対策として、セキュリティソフトを入れてみたら、一気に動作が重くなったという方もいらっしゃると思います。
メモリーを増設する
メモリー不足で動作が遅いと考えられる場合は、メモリーを増設することを視野に入れましょう。
増設用のメモリーを購入する必要がありますし、取説を元にパソコンをいじる必要がありますので、不慣れな方は、パソコンに詳しい方に聞いてみることをおすすめします。
ハードディスクの破損
パソコンの中でもハードディスクは破損しやすく、破損によって動作が遅い原因にもなります。
なので、ハードディスクの破損については、一度確認した方が良いでしょう。
【確認方法】
①破損を確認したいフォルダを選択する
②右クリックでプロパティを開く
③タブのツールを開く
④エラーチェックを実施する
⑤ドライブのスキャンを確認する
⑥破損が見つかった場合は、修復機能を使う
⑦直ったら完了、直らなかったらハードディスクを買い替える
ウイルスに感染している
パソコンの動作が重いだけでなく、デスクトップやブラウザーに何もしていないのに広告が出たりしたら、ウイルスに感染している恐れがあります。
ウイルス対策ソフトに従って、ウイルスを駆除しましょう。
パソコンを初期化する
パソコンの動作を速くするための技の中でも、圧倒的に効果があるのが、パソコンを初期化することです。
しかし、自分でインストールしたアプリやパソコン内のデータが全て消えてしまいますので、十分に注意が必要となります。
リカバリーディスクが付属されているパソコンであれば、簡単に初期化は実行可能ですので、お持ちのパソコンの取説を確認してみましょう。
基本的には、まずは上記の対策方法を試してみて、それでもパソコンの動作が遅い場合に、初期化するようにしましょう。
パソコンを買い替える(重要)
最もシンプルで根本的な解決は、パソコンを買い替えてしまうことです。
パソコンは、年月が経てば経つほど動作が遅くなり、それはどうしようもありません。
パソコンに詳しく、仕事ができる人ほど、パソコンを買い替えるスパンが短いように感じます。
極端ですが、人によっては半年から1年ほどで買い替えるようです。
インテル創業者の一人であるゴードンムーアが立てた「ムーアの法則」をかみ砕くと、18カ月もすればCPUのスペックは2倍(同スペックのパソコン価格が半額)になると言われています。
つまり、同じパソコンを5年も10年も使っていると、ただ動作が遅くなるだけでなく、スペックがはるかに劣ったパソコンで、非効率な作業を強いられてしまうと言えます。
パソコンは高い買い物なので、小まめに買い替えるのは難しいですが、もう何年も同じパソコンを使っているのなら、買い替えも検討してみましょう。
ー以上ー
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