【日米野球】2018年日本VS MLBオールスター第3戦の結果考察
昨日は、MLBオールスター6-12侍ジャパンと大勝し、日本は2連勝を飾ることができました。
全6試合ですので、第3戦である今回の試合に勝てば、負け越すことがなくなります。
今侍ジャパンはノリに乗っていますので、このままの勢いで、3連勝を見せて欲しいですね!
また、MLBオールスターには、豪快なホームランを見せて欲しいですね!
どちらが勝つにしろ、面白くてエキサイティングな試合を期待して、試合を観た方も多かったんじゃないでしょうか?
それでは、第3戦を振り返っていきます。
まずは、結果概要から下記していきます。
※今年2018年のMLBオールスター対日本オールスターの見どころに関しては、下記リンク先をご参考にしてください。
↓ ↓ ↓
【日米野球】2018年11月日本VSメジャーオールスターの見どころ
※第3戦以外の結果については、下記リンク先をご参照ください。
【第1戦】
【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第1戦の振り返り
【第2戦】
【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第2戦の結果詳細
【第4戦】
【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第4戦の全結果
【第5戦】
【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第5戦考察と検討
【第6戦】
【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第6戦の全結果
試合概要・結果
概要からスコアボード、バッテリー、本塁打を打ったバッターを記録していきます。
試合概要
MLBオールスターが、2018年日米野球で初めての勝利を飾った。
侍ジャパンは、8回までに1得点と攻めきれなかったが、9回に2点を返し、最後は意地を見せたものの、結局MLBオールスター7-3侍ジャパンとなり、敗北した。
侍ジャパンは、10安打と安打数は多かったものの、チャンスをものにできなかった。
一方のMLBオールスターは、モリーナのスリーランホームランなど、効率良く点数を重ね、勝利にたどり着いた。
スコアボード
回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安 失
米 0 0 0 1 4 0 2 0 0 7 12 0
日 0 0 0 1 0 0 0 0 2 3 10 1
開催地:東京ドーム
バッテリー
【MLBオールスター】
・ピッチャー
バーロー、ヌーニョ、マーティン、ブレビア
・キャッチャー
モリーナ
【侍ジャパン】
・ピッチャー
多和田、岩貞、成田、高梨、岡田
・キャッチャー
森
本塁打
【MLBオールスター】
リアルミュート 2号(4回表ソロ)
モリーナ 1号(5回表3ラン)
【侍ジャパン】
無し
第3戦を振り返る
侍ジャパンの先発は、西武の多和田、MLBオールスターの先発は、バーロー(コナンじゃないよ笑)でした。
1回表、多和田は、MLB最強キャッチャーのモリーナにヒットを打たれますが、その後のサンタナを三振&盗塁阻止のゲッツーで、無失点に抑えました。
両軍のピッチャー共に、3回までは、無失点に抑え、引き締まった試合となります。
しかし4回表、リアルミュートが2試合連発となるソロホームランで、MLBが先制します。
さらにその後連打を許し、MLB期待の若手であるソトが、1.2塁から、ライトへの大飛球を打ちます。
もう完全にホームラン、、、と思いきや、その打球は天井に直撃して失速し、ライトフライとなりました。
あの打球は、天井が無ければ明らかにホームランでした。
まさかの東京ドームの天井に救われ、多和田はスリーランホームランを運良く防ぐことができました。
しかし、11/8(木)の巨人VSMLBオールスターのエキシビションマッチでも、MLBオールスターは天井に打球をぶつけており、本当にメジャーのパワーがとんでもないことを証明しています。
運良くピンチを凌いだ侍ジャパンは、そのすぐ後の4回裏、外崎が同点タイムリーヒットを打ち、反撃ムードが盛り上がってきます。
続く上林がフォアボールで出塁し、ツーアウトながら1.2塁のチャンスを作ります。
しかしここで、上林のリードが大きかったのを、キャッチャーのモリーナが見逃さず、ピッチング後に矢のような送球を1塁に投げ、なんと上林を刺してしまいます、、、。
侍ジャパンにとっては、安易な走塁ミスで、1.2塁のチャンスを潰してしまいます。
侍ジャパンの走塁ミスでもありますが、それを確実に仕留めるという、やはり現役MLB最強キャッチャーのモリーナの肩は、尋常じゃありません!
結局このワンプレーで、MLBオールスターに良い流れがいきます。
そのすぐ後の5回表に、メジャーオールスターの打線が侍ジャパンに牙をむきます。
ヒットやフォアボール、多和田の悪送球などで1点を失って勝ち越しを許すと、モリーナにライトスタンドギリギリでしたが、スリーランホームランを打たれ、一挙4点を失ってしまいます。
モリーナはこの時点で猛打賞で、しかも守備でも上林を刺すなど、大暴れします。
侍ジャパンは、ここでピッチャーを岩貞に交代し、岩貞も暴投などドタバタしますが、なんとか無失点に抑えました。
岩貞は、暴投はあったものの、ピッチング自体は素晴らしかったです。
途中交代した多和田は、結局5回途中5失点でした。
5回表時点で、MLBオールスター5-1侍ジャパンと4点差のリードを許している侍ジャパンは、なんとか反撃したいところです。
しかし、2番手のヌーニョに、侍ジャパンのバッター陣は、タイミングが合いません。
結局、ヌーニョにキレのあるストレートとスライダーの2種類を巧みに駆使され、2回と2/3を1安打のみに抑え込まれてしまいます。
ちなみにヌーニョから放った1安打は、7回裏の岡本の内野安打でした。
第1戦、第2戦共にノーヒットと不振が続く岡本でしたが、第3戦でついに内野安打で初ヒットをマークしました。
正直、相手の悪送球で、ヒットか怪しいところでしたが、ヒットが1本出たことで、岡本自身もほっとしたと思います。
第4戦以降、リラックスして本来の力強いバッティングを見せて欲しいところですね!
7回表に、MLBオールスターに2点を追加された侍ジャパンは、8回終了時点で、MLBオールスター7-1侍ジャパンと、6点差にされてしまいます。
ここでMLBオールスターは、8回裏にマーティンをマウンドに送ります。
マーティンと言えば、2016年と2017年の2年間、日本ハムでプレーした中継ぎピッチャーで、2年連続で防御率1点台を記録した驚異のピッチャーです。
マーティンの登場に、やはり会場が少し沸きましたね!
侍ジャパンは、マーティンにきっちりと無失点で抑えられてしまい、残すは9回のみとなりました。
しかし、9回表に登板したカープの岡田は、ストレートがキレッキレで、なんとMLBオールスターの3番4番5番のクリーンナップを、きっちり3者凡退に抑えてくれます!
フォークは正直微妙でしたが、メジャーオールスターにも力負けしないストレートが本当に魅力的でした!
変化球を磨き、さらにストレートが活きるように頑張って欲しいですね!
今回は見事に三者凡退とし、9回裏の侍ジャパンの逆転に向け、はずみをつけてくれます!
そして9回裏、侍ジャパンは2者連続三振と、窮地に立たされるものの、上林がヒットを放ち、出塁します。
そしてここで、岡本に変わり、こちらも不振の西武の4番山川が、代打で登場します。
なんとか意地を見せたいこの場面で、不振の山川を代打に出すという、思い切った采配を稲葉監督が下します。
それだけ、山川への信頼が厚いのだと思います。
その稲葉監督の期待に応えるように、山川は、抑えのブレビアから、タイムリーツーベースを放ちました!
アウトコースの152キロのストレートを見事に弾き返した、山川らしい長打でした。
勢いに乗る侍ジャパンは、続く菊池もレフトへタイムリーツーベースを放ちます。
しかし反撃もここまででした。
最後は田中広輔がセカンドゴロに倒れ、ゲームセットとなりました。
結局、MLBオールスター7-3侍ジャパンで、MLBオールスターが今大会初勝利を挙げました。
2018年の今大会の通算成績は、MLBオールスター1-2侍ジャパンです。
続いては、前半戦の総括として、ある傾向が見えましたので、簡単にまとめておきます。
前半戦の総括:左バッターがめちゃくちゃ打つ!
前半戦の総括として、色々データを見ていたら、左バッターの打率が異常なことが判明しました。
打率ランキングベスト10を下記します。
(1位から順に記載。)
打率 バッター名 打席 セパ
.545 柳田 悠岐 左 パ
.444 源田 壮亮 左 パ
.444 上林 誠知 左 パ
.429 森 友哉 左 パ
.417 秋山 翔吾 左 パ
.286 菊池 涼介 右 セ
.231 山田 哲人 右 セ
.200 田中 広輔 左 セ
.200 外崎 修汰 右 パ
.182 山川 穂高 右 パ
上記の通り、ベスト5が左バッターで、かつパリーグのチームに所属するバッターとなります。
今回の代表は、左バッターが優れているのか、それともやはりパリーグが強いのか、、、。
ちなみに、ランキング外ですが、岡本 和真は.091で、右バッターで、セリーグ所属のバッターです。
いずれにしろ、右かつセリーグのバッターには、後半戦で盛り返して欲しいところですね!
続いては、全打席の詳細を振り返っていきます。
全結果詳細
ここでは、全結果の詳細を下記していきます。
1回表 MLBオールスターの攻撃
1 リアルミュート: 三振 1アウト
2 モリーナ: センターへのヒット 1塁
3 サンタナ: 三振&一塁走者モリーナが盗塁失敗でダブルプレー 3アウト
1回裏日本の攻撃
1 秋山: ショートゴロ 1アウト
2 源田: レフトへのヒット 1塁
一塁走者源田が盗塁成功 2塁
3 山田: フォアボール 1,2塁
4 柳田: レフトフライ 2アウト
5 森: 三振 3アウト
2回表 MLBオールスターの攻撃
1 アクーニャJr.: センターフライ 1アウト
2 ソト: ショートゴロ 2アウト
3 スアレス: サードゴロ 3アウト
2回裏日本の攻撃
1 外崎: 三振 1アウト
2 上林: レフトへのヒット 1塁
3 岡本: 6-4-3のダブルプレー 3アウト
3回表 MLBオールスターの攻撃
1 ハニガー: サードゴロ 1アウト
2 ヘルナンデス: セカンドゴロ 2アウト
3 メリフィールド: セカンドゴロ 3アウト
3回裏日本の攻撃
1 菊池: レフトフライ 1アウト
2 秋山: 三振 2アウト
3 源田: セーフティバントを試みるもピッチャーゴロ 3アウト
4回表 MLBオールスターの攻撃
1 リアルミュート: ライトスタンドへの先制ホームラン
日0-1M
2 モリーナ: ショートへの内野安打 1塁
3 サンタナ: レフトフライ 1アウト
4 アクーニャJr.: レフトへのヒットで出塁 1,2塁
5 ソト: ライトフライ 2アウト
6 スアレス: ショートゴロ 3アウトチェンジ
4回裏日本の攻撃
1 山田: 三振 1アウト
2 柳田: ライトへのヒット 1塁
3 森: サードライナー 2アウト
4 外崎: センターへのタイムリーツーベース 2塁
日1-1M
5 上林: フォアボール 1,2塁
モリーナが1塁けん制し、ランナー上林が戻りきれずアウト 3アウト
5回表 MLBオールスターの攻撃
1 ハニガー: ショートへの内野安打 1塁
2 ヘルナンデス: フォアボール 1,2塁
3 メリフィールド: ピッチャーへの内野安打&多和田(投)が悪送球 2,3塁
日1-2M
4 リアルミュート: ファーストゴロ 1アウト
5 モリーナ: ライトスタンドへの3ランホームラン
日1-5M
多和田→岩貞にピッチャー交代
6 サンタナ: ライトへのヒット 1塁
7 アクーニャJr.: 三振&岩貞(投)がワイルドピッチ 2アウト2塁
8 ソト: フォアボール 1,2塁
9 スアレス: 三振 3アウト
5回裏日本の攻撃
1 岡本: ライトフライ 1アウト
2 菊池: センターへのヒット 1塁
バーロー→ヌーニョにピッチャー交代
5 秋山: 三振 2アウト 1塁
6 源田: センターフライ 3アウト
6回表 MLBオールスターの攻撃
1 ハニガー: 三振 1アウト
2 ヘルナンデス: セカンドフライ 2アウト
3 メリフィールド: ライトへのヒット 1塁
4 リアルミュート: フォアボール 1,2塁
5 モリーナ: セカンドフライ 3アウト
6回裏日本の攻撃
1 山田: ライトフライ 1アウト
2 柳田: レフトフライ 2アウト
3 森: 三振 3アウト
7回表 MLBオールスターの攻撃
岩貞→成田にピッチャー交代
1 サンタナ: センターフライ 1アウト
2 アクーニャJr.: セカンドライナー 2アウト
3 ソト: ライトへのツーベース 2塁
4 スアレス: レフトへのタイムリーツーベース! 2塁
日1-6M
5 ハニガー: センターへのタイムリーヒット 2塁
日1-7M
6 ヘルナンデス: セカンドフライ 3アウト
7回裏日本の攻撃
1 外崎: 三振 1アウト
2 上林: レフトフライ 2アウト
3 岡本: セカンドへの内野安打 1塁
4 菊池: ファウルフライをスアレス(三)が捕球 3アウト
8回表 MLBオールスターの攻撃
成田→高梨にピッチャー交代
1 メリフィールド: ショートフライ 1アウト
2 リアルミュート: ショートゴロ 2アウト
3 モリーナ: 三振 3アウト
8回裏日本の攻撃
ヌーニョ→マーティンにピッチャー交代
1 秋山: ライトへのヒット 1塁
1塁秋山→田中広輔が代走
2 源田: 三振 1アウト
3 山田: ショートゴロ 2アウト1塁
4 柳田: セカンドゴロ 3アウト
9回表 MLBオールスターの攻撃
高梨→岡田にピッチャー交代
田中和がセンターの守備につく
田中広輔がサードの守備につく
外崎がサード→レフトの守備につく
上林がレフト→ライトの守備につく
1 サンタナ: ショートゴロ 1アウト
2 アクーニャJr.: 三振 2アウト
3 ソト: レフトフライ 3アウト
9回裏日本の攻撃
マーティン→ブレビアにピッチャー交代
ピラーがセンターの守備につく
アクーニャJr.がセンター→レフトの守備につく
1 森: 三振 1アウト
2 外崎: 三振 2アウト
3 上林: ライトへのヒット 1塁
岡本→山川が代打
4 山川: センターへのタイムリーツーベース 2塁
日2-7M
5 菊池: レフトへタイムリーツーベース 2塁
日3-7M
6 田中広: 外角の真っ直ぐを引っかけてセカンドゴロ
ゲームセット
MLBオールスター7-3侍ジャパンで、MLBオールスターが勝利しました。
最後に
第3戦は、MLBの一方的な試合となりました。
しかし、最後の最後で、不振の山川らのナイスバッティングで、侍ジャパンも意地を見せました!
第4戦に繋がる終わり方でよかったです。
最後に見せ場があって、今回も良い試合でしたね!
ちなみに、東京ドームの来場者数は、第2戦に引き続き、4万5千人を超えたようです!
日米野球、めちゃくちゃ人気ですね!
野球ファンとして、嬉しい限りですね♪
ちなみに第4戦は、MLBの先発ピッチャーが前田健太、侍ジャパンの先発ピッチャーが大瀬良大地と、新旧カープのエース対決です。
しかも、マツダスタジアムが会場ですので、現地は大いに盛り上がることでしょう!
第4戦以降も、みんなで侍ジャパンを応援していきましょう!
それではまた!
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