【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第5戦考察と検討
前日の第4戦では、マツダスタジアムを会場とし、黒田博樹の始球式に加え、前田健太と大瀬良大地の新旧カープエースの見どころある対決がありました。
さらに試合をひっくり返したのは、田中広輔の同点タイムリーヒットに、菊池の勝ち越しセーフティースクイズと、まさにカープ尽くしの1試合となり、侍ジャパンが勝利しました。
ここまで4試合の通算成績は、MLBオールスター1勝-3勝侍ジャパンと、侍ジャパンが2勝分リードしています。
第5戦では、侍ジャパンが今大会の勝ち越しを決めるのか、それともMLBオールスターが待ったをかけるのか、この試合も見逃せません。
第5戦の侍ジャパンの先発ピッチャーは東浜、MLBオールスターの先発ピッチャーはゲラです。
東浜は、レギュラーシーズンで怪我をしてしまいましたが、8月に復帰してからは、6勝0敗と、無類の強さを発揮しました。
後半戦の勢いそのままにMLBオールスター打線を封じ込めることができるかに注目し、試合を観戦します!
また、MLBオールスターの先発ピッチャーであるゲラは、初戦にも先発しています。
初戦では、侍ジャパンはゲラから、5回途中までで、4得点を挙げています。
そのため、侍ジャパンはゲラに対して良いイメージがあると思いますので、この試合でも、打ち崩してくれることを期待します。
それでは、第5戦を観ましたので、試合を振り返っていきます。
※第5戦以外の試合や、今大会の見どころについては、下記リンク先に記載しています。
↓ ↓ ↓
【見どころ】
【日米野球】2018年11月日本VSメジャーオールスターの見どころ
【第1戦】
【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第1戦の振り返り
【第2戦】
【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第2戦の結果詳細
【第3戦】
【日米野球】2018年日本VS MLBオールスター第3戦の結果考察
【第4戦】
【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第4戦の全結果
【第6戦】
【日米野球】2018年日本VSメジャーオールスター第6戦の全結果
試合概要・結果
概要からスコアボード、バッテリー、本塁打を打ったバッターを記録していきます。
試合概要
侍ジャパンが7回表に同点に追いつき、8回表に逆転するという劇的な勝利となりました。
侍ジャパンは6回まで、岡本のソロホームラン1本を除くと、ヒットを1本も打てていませんでした。
しかしラッキーセブンの7回に、岡本、上林、甲斐の3連続ヒットや、山川の同点タイムリーヒットで追いつきます。
8回には、甲斐が勝ち越しのタイムリーヒットを放つと、9回には松井が試合を締め、侍ジャパンが逆転勝利しました。
スコアボード
回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安 失
米 0 2 1 1 0 1 0 1 0 5 14 1
日 0 1 0 0 0 0 4 1 0 6 7 0
開催地:ナゴヤドーム(愛知県)
バッテリー
【MLBオールスター】
・ピッチャー
ゲラ、ベラスケス、オテロ
・キャッチャー
モリーナ
【侍ジャパン】
・ピッチャー
東浜、濱口、岡田、高梨、佐藤、松井
・キャッチャー
甲斐
本塁打
【MLBオールスター】
ホスキンス 2号(2回表2ランホームラン)
【侍ジャパン】
岡本 1号(2回裏ソロホームラン)
第5戦を振り返る
両軍の先発ピッチャー、東浜とゲラは、共に初回を無失点に抑えます。
しかし2回には、東浜がホスキンスに2試合連続となる先制のツーランホームランを打たれます。
そしてゲラは、不振に苦しむ岡本に、バックスクリーンに飛び込むソロホームランを打たれます。
共に2回に被弾してしまいます。
岡本は、ようやく一本が出て、ホッとしているように見えます。
東浜は3回にも、ソトにタイムリーヒットを浴び、3失点目となります。
侍ジャパンはこの悪い流れを断ち切れず、4回表には、東浜に代わった濱口が、モリーナにタイムリーヒットを打たれてしまいます。
侍ジャパンが5回まで岡本のソロホームラン1本に抑えられている間に、MLBオールスターは、今度はピッチャー岡田から、サンタナがタイムリーヒットを放ち、その点差を4点に広げられてしまいます。
侍ジャパンは6回裏も得点どころかヒットも打つことができず、結局6回でヒット1本と、MLBオールスターにきっちりと抑えられます。
対するMLBオールスターは、6回までにヒット11本と、侍ジャパンのピッチャー陣を打ち込みます。
しかしラッキーセブンの7回裏、侍ジャパンが遂に猛攻を見せます!
岡本、上林、甲斐の3連打で1点を返すと、田中和が、ベラスケスの悪送球の間に出塁してさらに1点を返します。
これで4者連続出塁しますが、続く源田は三振してしまいます。
ここがターニングポイントと見極めた稲葉監督は、昨日同点タイムリーヒットを放った田中広輔を代え、山川を代打に送ります。
その期待に応えるように、山川は、ベラスケスの初球のアウトコースのツーシームを捉え、レフトへ同点の2点タイムリーツーベースを放ちます!
6回までヒット1本に抑えられていた侍ジャパンは、このラッキーセブンの7回に、一挙4点を入れ、遂に5-5の同点に追いつきます。
この大会は、毎回のように先制されますが、再三追いつきますね!
侍ジャパンの集中力は、本当に素晴らしいと思います!
侍ジャパンはこの勢いのまま、8回裏に甲斐が試合を決定づける勝ち越しのタイムリーツーベースヒットを放ちます!
9回表は、松井がヒットを打たれつつも無失点に抑え、またしても侍ジャパンが逆転勝利しました。
スコアは、MLBオールスター5-6侍ジャパンでした。
全打席詳細
それでは、第5試合の全打席の結果を下記していきます。
1回表 MLBオールスターの攻撃
1 ロサリオ: ライトへのヒット 1塁
2 モリーナ: 三振するも、東浜(投)が暴投し、ランナーが進塁 1アウト2塁
3 サンタナ: セカンドゴロ 2アウト3塁
4 アクーニャJr.: サードゴロ 3アウトチェンジ
1回裏日本の攻撃
1 田中広: 三振 1アウト
2 菊池: フォアボール 1塁
3 山田: ファウルフライをサンタナ(一)が捕球 2アウト
4 柳田: 三振 3アウトチェンジ
2回表 MLBオールスターの攻撃
1 ソト: レフトへのヒット 1塁
2 ホスキンス: 左中間への2ランホームランでMLBオールスターが先制
日0-2M
3 ハニガー: ライトフライ 1アウト
4 ヘルナンデス: フォアボール 1塁
5 メリフィールド: レフトへのヒット 1,2塁
6 ロサリオ: セカンドフライ 2アウト
7 モリーナ: センターフライ 3アウトチェンジ
2回裏日本の攻撃
1 岡本: バックスクリーンに飛び込むホームラン
日1-2M
2 上林: ライトフライ 1アウト
3 甲斐: 三振 2アウト
4 田中和: センターフライ 3アウトチェンジ
3回表 MLBオールスターの攻撃
1 サンタナ: ファーストゴロ 1アウト
2 アクーニャJr.: レフトへのツーベース 2塁
3 ソト: センターへのタイムリーヒット 1塁
日1-3M
4 ホスキンス: 三振 2アウト
5 ハニガー: ショートフライ 3アウトチェンジ
3回裏日本の攻撃
1 源田: フォアボール 1塁
2 田中広: セカンドゴロ 1アウト2塁
3 菊池: 三振 2アウト
4 山田: フォアボール 1,2塁
5 柳田: サードフライ 3アウトチェンジ
4回表 MLBオールスターの攻撃
東浜→濱口にピッチャー交代
1 ヘルナンデス: 三振 1アウト
2 メリフィールド: 三振 2アウト
3 ロサリオ: レフトへのヒット 1塁
4 モリーナ: センターへタイムリーツーベース 2塁
日1-4M
5 サンタナ: フォアボール 1,2塁
6 アクーニャJr.: 三振 3アウトチェンジ
4回裏日本の攻撃
1 岡本: 三振 1アウト
2 上林: ファウルフライをヘルナンデス(三)が捕球 2アウト
3 甲斐: 三振 3アウトチェンジ
5回表 MLBオールスターの攻撃
1 ソト: フォアボール 1塁
2 ホスキンス: 三振 1アウト
3 ハニガー: レフトフライ 2アウト
4 ヘルナンデス: ファウルフライを山田(二)が捕球 3アウトチェンジ
5回裏日本の攻撃
1 田中和: 三振 1アウト
2 源田: セカンドゴロ 2アウト
3 田中広: ショートフライ 3アウトチェンジ
6回表 MLBオールスターの攻撃
濱口→岡田にピッチャー交代
1 メリフィールド: ファーストゴロ 1アウト
2 ロサリオ: レフトへのヒット 1塁
一塁走者ロサリオが盗塁成功 2塁
3 モリーナ: ライトフライ 2アウト
4 サンタナ: レフトへのタイムリーヒット 1塁
日1-5M
5 アクーニャJr.: レフトへのヒット 1,2塁
6 ソト: 三振 3アウトチェンジ
6回裏日本の攻撃
ゲラ→ベラスケスにピッチャー交代
1 菊池: ショートゴロ 1アウト
2 山田: 三振 2アウト
3 柳田: ショートゴロ 3アウトチェンジ
7回表 MLBオールスターの攻撃
岡田→高梨にピッチャー交代
外崎がレフトの守備につく
田中和がレフト→センターの守備につく
1 ホスキンス: ショートフライ 1アウト
2 ハニガー: ショートゴロ 2アウト
3 ヘルナンデス: レフトへのヒット 1塁
4 メリフィールド: センターフライ 3アウトチェンジ
7回裏日本の攻撃
1 岡本: ライトへのヒット 1塁
2 上林: ライトへのヒット 1,3塁
3 甲斐: タイムリーヒット 1,2塁
日2-5M
4 田中和: ベラスケス(投)の悪送球により出塁 1,3塁
日3-5M
5 源田: 三振 1アウト
田中広→山川が代打
6 山川: レフトへの同点タイムリーツーベース 2塁
日5-5M
7 菊池: センターフライ 2アウト
8 山田: ショートゴロ 3アウトチェンジ
8回表 MLBオールスターの攻撃
高梨→佐藤にピッチャー交代
山川→ファーストの守備につく
岡本ファースト→サードの守備につく
1 ロサリオ: 三振 1アウト
2 モリーナ: 三振 2アウト
3 サンタナ: センターへのツーベース 2塁
4 アクーニャJr.: ピッチャーゴロ 3アウトチェンジ
8回裏日本の攻撃
ベラスケス→オテロにピッチャー交代
1 外崎: レフトフライ 1アウト
2 岡本: ショートゴロ 2アウト
3 上林: ライトへのヒット 1塁
4 甲斐: センターへの勝ち越しタイムリーツーベース 2塁
日6-5M
5 田中和: ライトフライ 3アウトチェンジ
9回表 MLBオールスターの攻撃
佐藤→松井にピッチャー交代
1 ソト: レフトへのヒット 1塁
1塁ランナーソト→ピラーが代走
2 ホスキンス: 三振 1アウト
3 ハニガー: ショートゴロ
打者ハニガーは1塁を回って2塁に向かうもアウト
ゲームセット
MLBオールスター5-6侍ジャパンとなり、侍ジャパンが逆転勝利しました。
最後に
第5戦は、侍ジャパンが逆転勝利しました。
第1戦から、逆転勝利ばかりですね!笑
逆転勝利は盛り上がりますが、裏を返せば、簡単に先制されているということなので、先発ピッチャー陣には、もう少し踏ん張って欲しいですね!
また、バッター陣は、少しでも早く点を取って、ピッチャー陣を楽にしてあげて欲しいですね!
第5戦までの今大会の通算成績は、MLBオールスター1-4侍ジャパンとなりました。
勝っても負けても、あと1試合で日米野球は終わります。
最後の第6戦も、しっかり応援していきたいですね!
それではまた。
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