【考え方を変える極意】行き詰まった時にあなたを助ける8つの思考方法
悩んでも悩んでも答えが出ない時、あなたはどうしますか?
「もういいや、あきらめよう。」
「これで妥協しよう。」
こういう風に、投げやりに物事を決めてしまっていませんか?
あきらめたり妥協したりして出した答えでは、後で大きな問題になってしまう可能性があります。
そこで本記事では、行き詰まった時に考え方を変える極意についてご紹介します。
行き詰まった時にあなたを助けてくれる思考方法になりますので、ぜひ体得してください。
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ゼロベース思考で大きくとらえる
ゼロベース思考とは、今まで自分が学んできた知識や経験、常識を一旦ゼロにして、基礎(ベース)がない状態から物事をとらえる思考方法のことです。
人間の思考回路は、無意識だと、自分の知識や経験に偏った考え方をしてしまいますので、一度行き詰まってしまうと、なかなか良いアイデアが浮かばず、苦しむことになります。
このように、思考が偏ったり、思考の幅が狭まったりした状態を脱出するために有効な思考方法が、ゼロベース思考になります。
具体的な進め方のコツを下記します。
・相手の立場に立って考える
・実現性は一切考えない
・その道の初心者に意見を聞く
・常識を無視して考える
・一度別の課題に取り組み、本題をリセットする
・息抜きしてストレスをリセットする
特に、何かと「それ実現性あるの?」と考えてしまう方がいますが、思考の幅を狭めてしまうだけなので、まずは実現性の壁を取り払うことを意識しましょう。
これは、革新的なアイデアを生み出す人達に共通した思考であり、まずは実現性は無視しましょう。
もし実現性がなさそうだが問題を解決できそうな案が出たときに、初めて実現性について考えればよいです。
一問一答から脱する
日本の学校のテストでは、ほとんどの問題に答えは一つしかありません。
なので、日本人は、どんな問題に対しても答えは一つしかないという思考回路に陥りがちです。
数学ならそうかもしれませんが、答えは決して一つではないことがこの世界にはありふれています。
そこで、正解は一つとは限らないという、脱・一問一答思考を身に付けましょう。
「こんな答えがあってもいいんだ!」
このように考えられるようにしましょう。
思考の拡散と集合を試す
行き詰まっている人の多くは、問題を解決する案の量が少ない傾向にあります。
まずは思考の拡散をし、色々なアイデアを出すようにしましょう。
アイデア出しの手法については、下記記事で詳細に書いてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
アイデアをたくさん出したら、次はアイデアを集合させましょう。
ジャンルが同じアイデアは一つのグループにまとめ、似たようなアイデアは一つに統合してしまいましょう。
このように、アイデアをしっかりと集合・拡散する思考方法が、行き詰まったあなたを助けてくれるかもしれません。
両面思考を取り入れる
両面思考とは、物事の表裏を考えることです。
例えば、新しいパソコンの購入を検討しているのであれば、タブレットはどうか?と考えたり、論理的に考えるとこの答えしかないと思うのであれば、ゼロベース思考で自由に考えた場合はどうか?というように、物事の裏表を確認するようにしましょう。
そうすることで、今までなら全く気付かなかったような新しい発想を得られる可能性が高まります。
このように、両面思考はひっくり返すだけなので、誰でも簡単に試すことができます。
お手軽なので、ぜひ頭の片隅に置いておき、使ってみてくださいね。
前提をひっくり返す
例えば、あなたがコンビニの店長だとして「売り上げを10%上げろ」と上司から指示があった場合、どうしますか?
売り上げを10%上げるということだけを考えると、思考の幅が狭くなってしまいます。
ここで考えるべきは、本当に売り上げを10%上げるということにとらわれてはいけないということです。
「売り上げを10%上げるというのは無理難題だ。それなら、売り上げではなくて利益を上げる方向でなんとかならないか?」と思考を切り替えれば、アルバイトの仕事を効率化することや、照明や冷蔵庫などの電気代を節約するなど、様々な対策が浮かびます。
もちろん、上司の指示とは異なることをしようとしていますので、上司への相談は必要です。
しかし、そもそもの前提をひっくり返すことで、新しい問題解決方法を思いつくことができます。
悩んでも悩んでも答えが出ない時は、前提をひっくり返してみましょう。
分からないことは何か特定する
問題の本質が分かっていないと、問題を解決することができません。
例えば、あなたが借金まみれでどうすればよいか悩んでいるとします。
ただひたすら「どうすればいいんだろう?」と漠然と考えていても、答えは出ません。
まずは、なぜ今苦しんでいるのか?ということについて考えてみましょう。
そうすると、例えば「借金が減らないのは利息が重くのしかかっているからだ」というように、原因を突き止めることができます。
原因さえわかれば、後はどうすれば利息を減らせるだろうか?とより具体的に対策を考えることができます。
このように、ただ漠然と考えていてはいけません。
何が分からなくて問題をクリアできていないのか?ということについて、考える習慣を付けましょう。
偏り(バイアス)を無くす
自由な発想を邪魔する要因の一つとして、思考の偏り(バイアス)があります。
例えば、野球歴10年のベテランがあるソフトボールチームの監督をした時に、「野球ではこうだから!」と偏った思考をしていては、ソフトボールチームを上手く引っ張ることができません。
野球に偏った考えをせずに、「ソフトボールに野球を取り込むのであれば、他にもサッカーやバスケの考えを導入しても面白いかも!」と考えることができれば、他のチームにはない強みを持ったチームが出来上がりそうです。
このように、意識しなければ、人間は思考が偏りがちな傾向にあります。
問題に直面し、解決できない時は、「自分の思考に偏りはないか?」ということについて、しっかりと考えてみましょう。
抽象化と具体化を行う
抽象化とは、物事を上位概念にすることで、具体化とは物事をより明確に表現することです。
これだけでは分かりにくいですよね。
例を挙げると、リンゴを抽象化するとフルーツになり、もっと抽象的にすると食べ物になります。
逆にフルーツの中からリンゴを選んでいく過程が具体化ですね。
では、煮詰まったときに、この具体化と抽象化によって、悩みを打破する方法についてお教えします。
一例として、あなたが上司から、「メールの書き方ぐらい学んで来い」と言われた場合、どうしますか?
まずメールの書き方を勉強して、実践していく人が多いと思います。
ここで、メールの書き方を学ぶという課題について、抽象化してみましょう。
メールの書き方を学ぶということを抽象化すると、社会人としての必須スキルになります。
つまり、メールの書き方を学ばなければならないということは、社会人としての必須スキルが身に付いていない可能性に気付くことができます。
ここであなたは、社会人としての必須スキルについて調べ、メールの書き方だけでなく、名刺の渡し方や冠婚葬祭の礼儀など、自分に不足しているスキルや知識を「具体的」に書きだし、習得していきます。
このように、「メールの書き方を学ぶ」という事柄をそのまま受け止めてしまうと、今度は上司に「名刺の渡し方ぐらい学んでおけ!」と怒られていたかもしれません。
抽象化と具体化を繰り返すことで、このような事態を未然に防ぐことができます。
この抽象化と具体化は、あらゆる場面で役に立ちます。
もしあなたがある問題に頭を悩ませているとしたら、一度抽象化と具体化をしてみることをおすすめします。
「これって抽象化したらどうなるだろうか?そしてそれを具体化したら隠れていた問題が見えてこないだろうか?」
このように、抽象化と具体化を進めてみましょう。
ー以上ー
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