【ロジカルシンキングの極意は分けること!】思考の整理方法を大公開
論理的な思考ができず、悩んでいる方はいませんか?
「ロジカルシンキングの講義を受けたり本を読んだけど、いまいち身に付かない」と感じている人は多くいると思います。
ロジカルシンキングが上手くできない原因は人それぞれだと思いますが、実は分けることが上手くできていないことが原因の方が多くいるように思います。
そこで本記事では、ロジカルシンキングの大事な第一歩である分けるというステップのコツについてご紹介していきます。
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ロジカルシンキングのステップ
まず最初に、ロジカルシンキングのステップについてご説明しておきます。
ロジカルシンキングのステップは大きく分けて下記の通り3つあります。
①分ける
②構造化する
③推論する
ロジカルシンキングが上手くできないという方は、最初の①分けるの段階で躓いていることが多いように感じます。
そこで本記事では、①分けるに着目して、そのコツを解説していきます。
①の分けるの有名なツールとしては、MECEです。
ちなみに②構造化する方法は、ロジックツリーが有名ですね。
③はピラミッドストラクチャーや帰納法と演繹法などが有名です。
ロジカルシンキングにおける分けるコツ
分けるためのツールとしては、マッキンゼーが提唱しているMECEが有名ですね。
引用元:https://bizhint.jp/keyword/74352
MECEをまだご存知ない方は、下記リンク先が詳細に書いてあるので、参考にしてみてくださいね。
「MECEは知ってるんだけど、そもそもMECEを使っても上手く分けられないんだよ」
そうなんです、やはりロジカルシンキングの難しいところはそこなんですよね。
それでは、上手く分ける方法について、ご紹介していきます。
対立概念(二項対立)で考える
分け方で最も分かりやすいのは、対立概念を使うことです。
もっと分かりやすく言うと、反対の言葉を使うということです。
例えば、アンケートを抜け漏れなく取るなら、男性と女性ですね。
方角でいうなら、北の逆の南、そして東の逆の西などですね。
この時のポイントとしては、なるべくシンプルに考えることです。
例えば、男性の高齢者で北区に住んでいる人を対象にしてしまうと、その逆となると、女性の若年層で南区に住んでいる人となります。
これだと抜け漏れだらけですね。
もし複数の要素を持つ事象を分けたい場合は、一つの項目ずつ対立概念で考えるようにしましょう。
先ほどの例だと、下記の通りとなります。
①男性の高齢者で北区に住んでいる人
②女性の高齢者で北区に住んでいる人
③男性の若年層で北区に住んでいる人
④女性の若年層で北区に住んでいる人
⑤男性の高齢者で南区に住んでいる人
⑥女性の高齢者で南区に住んでいる人
⑦男性の若年層で南区に住んでいる人
⑧女性の若年層で南区に住んでいる人
この例だと、変数が3つありますので、2×2×2=8通りとなります。
対立概念で考えるという方法は、新しいアイデアを発想する際も活用できます。
物事を考える基本になりますので、習得しておきましょう。
ストーリー(プロセス)で考える
ロジカルシンキングで上手く分けられない人は、時系列的に分ける方法を試してみてください。
例えば、「受注⇒試作⇒客先承認⇒量産試験⇒通常生産⇒発注」のように、分けてみましょう。
時系列的に分ける方法は、抜け漏れしませんし、ストーリーに則るので理解しやすいです。
上手く分けるのが苦手な人は、時系列的に分ける方法を使ってください。
因数分解で考える
まあ要するに、対象を方程式のようにとらえ、分ける方法です。
難しく考えなくて良いです。
例えば、「経費削減=目標予算ー人件費ー光熱費ー材料費ー消耗費ー通勤費・・・etc」
このように、煮詰まってしまったら、他の思考方法で分けることで、頭をガラッと変えることができます。
ロジカルシンキングにおいて、様々な分け方を知るということは、大きな武器となります。
フレームワークを使う
ロジカルシンキングの分け方において、最も有名なのが、フレームワークを活用することです。
ビジネスにおけるフレームワークとは、問題とその解決について考える時の枠組や構造のことを言います。
例をいくつか挙げていきます。
①3C分析
3C分析は、下記の3つの観点から、自社の状況を分析することができるフレームワークです。
・自社(Company)
・顧客(Customer)
・競合(Competitor)
めちゃくちゃ有名で、あらゆる会社で使用されているフレームワークです。
②SWOT分析
SWOT分析とは、下記の4つの観点から、自社の強みと弱み、競合や外部要因からの機会と脅威を分析することができるフレームワークです。
・内部要因の強み(Strengths)
・内部要因の弱み(Weaknesses)
・外部要因の機会(Opportunities)
・外部要因の脅威(Threats)
③4P分析
4P分析とは、下記の4つの観点から、商品に焦点を当て、マーケティング戦略から課題点を洗い出すことができるフレームワークです。
・商品(Product)
・価格(Price)
・販促(Promotion)
・流通(Place)
フレームワークはまだまだあります。
メジャーどころのフレームワークを習得するには、下記本がおすすめです。
思ったより横長の本で最初は戸惑いますが、慣れると使いやすいです。笑
ー以上ー
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