【好かれる司会進行】会議やパーティー、二次会で嫌われない10の心得
会議やパーティー、結婚式の二次会など、司会進行を任されるということは、大変光栄なことです。
しかし、司会進行は、言うまでもなく重要なポジションです。
上手く進行しないと、あなたの信用や評価はがた落ちです。
一方、しっかりと司会進行をやり切ることができると、あなたの信用や評価はうなぎ登りです。
しかし、司会進行の上手さとは別に、能力が高くても、なぜか嫌われてしまう司会進行がいます。
それはなぜなのでしょうか?
そこで本記事では、嫌われずに好かれる司会進行になるための心得をまとめました。
本記事の内容を知り、実践することで、嫌われるどころか、好かれる司会進行になることができます。
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司会進行の心得①主賓よりも目立とうとしない
司会進行で最もNGな行為が、主賓よりも目立とうとすることです。
目立ちたがり屋=話し上手なイメージを持つ方も多く、目立ちたがり屋が司会進行を任されることもあります。
しかし、司会進行はあくまで会を円滑に進行させる役割に従事するべきです。
なのに、司会進行という重大な役を担ったことで、勘違いし、「自分の爪痕をがっつり残してやろう」と野心を燃やしてしまう方がいます。
そのような方は、「司会進行の役割は何なのか?」ということを自問自答し、主賓よりも目立とうとしないことを、何度も繰り返し意識するようにしましょう。
もう一度お伝えしますが、司会進行で最もNGな行為は、主賓よりも目立とうとすることです。
司会進行の心得②人を使う時は腰を低くし、顎で使わない
司会進行は、その会に限定すると、最も権力をもつ存在と言っても差し支えないでしょう。
人を自由に動かす力があり、その裁量でテキパキと指示を出していく場面も多くあります。
しかしその大役のプレッシャーからか、テンパってしまい、人を顎で使うように雑に指示を出してしまうことがあります。
「なんだよあの指示の仕方!調子に乗りやがって!」と要らぬ怒りや不信感を買ってしまうことがあります。
とにかく、人を動かすというよりも、人に動いてもらうという認識でいた方がよいでしょう。
人に動いてもらう時は、とにかく腰を低くして、感謝の気持ちを忘れずに、司会進行していきましょう。
司会進行の心得③常に見られていることを意識し、姿勢を良くする
司会進行は非常に目立ちますし、常に参加者の視線にさらされます。
そのため、何かにもたれかかったり、片足に体重をかけたりしていると、「態度が悪いなあ」とか、「だらしない司会進行だな」と思われてしまいます。
参加者に嫌悪感を抱かれてしまいますので、姿勢や態度には気を付けるようにしましょう。
疲れてくると、段々と姿勢が悪くなってしまいます。
しかし、良い姿勢をキープし続ける事も、司会進行の大切な役目の一つです。
常に見られていることを意識し、背筋を伸ばすなど、良い姿勢を保ちましょう。
司会進行の心得④緊張感を持つ
司会進行に慣れてくると、緊張感が無くなってきます。
その慣れが良い方向に転べばよいのですが、悪い方向に転がることもあります。
上手い司会進行と、手慣れて軽い司会進行は、異なります。
人からじっくりと見られるからこそ、わずかな気のゆるみがばれてしまいます。
「司会進行は手慣れているから、テクニカルで華麗な司会進行を見えてやろう!」と思うのではなく、適度な緊張感を持ち、丁寧な司会進行を心がけることを意識しましょう。
司会進行の心得⑤自信の無さや弱さは見せない!堂々とする
「自分が司会進行なんて、上手くできるわけがない」と自分の中に、自信の無さや弱さがあると、それが態度に表れ、参加者たちに見破られてしまいます。
自信が無くても良いので、本番中ぐらいは自分を騙し、「自分なら絶対にできる」と言い聞かせましょう。
多少不手際があったり、噛んだり、口ごもってしまっても、気にせず堂々とした態度があれば、参加者たちも安心して司会進行に任せることができます。
あなたが会の参加者としたら、自信が無さそうだったり、弱々しかったら、不安になりますし、信頼できませんよね?
堂々とふるまうだけでも、参加者たちから信頼され、頼もしがられますので、意識してみましょう。
司会進行の心得⑥時間にルーズはNG!時間に厳しく常にコントロール
司会進行の重要な役割の一つに、スケジュール通りに会をコントロールすることがあります。
しかし、不測の事態が起こらない会の方が珍しいぐらい、当初のスケジュール通りに行かないことが多いです。
会のコントロールこそ、司会進行の腕の見せ所です。
時間が押しているのか、それとも早く進んでいるのか、そしてスケジュールに対してどれぐらい時間がずれているのかを、常に把握するようにしましょう。
時には、当初のスケジュールを変更し、割愛する場合もあるでしょう。
とにかく時間通りに進めることが大切ですので、予定されていた項目を削るなど、大きな判断を下す場面も訪れるでしょう。
しかし、そんな時こそ、毅然とした態度で、時間を優先してコントロールしていきましょう。
時間にルーズな司会進行こそ、周りから信頼されず、嫌われてしまいますので、気を付けましょう。
司会進行の心得⑦自分の感想を控える
「今の余興は本当に完成度が高かったですね!本日の余興で一番よかったのではないでしょうか?」
「素晴らしいスピーチをありがとうございました。一部噛んだところがありましたが、内容に関しては本当に思いやりを感じましたし、他の方も見習うべき箇所がたくさんあったのではないでしょうか?」
このように、自分の意見や感想を強く打ち出すようなことは言わない方が良いでしょう。
心得①でも申しましたが、司会進行は目立とうとしてはいけません。
また、余興やスピーチに対して、比較をするようなコメントは、絶対NGです。
上記した例では、「本日の余興で一番よかった」というコメントがあります。
「え、じゃあ自分たちの余興は悪かったってこと?」というように受け取られかねません。
自分の感想や意見を強く主張するのはNGですし、ましてや比較をするのは絶対NGですので、気を付けましょう。
こんな司会進行は、間違いなく嫌われてしまいます。
意識しないと、意外と口を滑らせてこのような発言が出てしまいますので、気を付けましょう。
進行の心得⑧司会進行の自覚を持ち、ノリ良くはしゃぎ過ぎない
司会進行は、最後の最後まで役目を果たし切らないといけません。
進められるがままに、途中でお酒を飲んだり、ノリに乘ってはしゃぎ過ぎたりすると、司会進行としての役目を果たすことができなくなります。
ある程度のノリの良さは必要ですが、司会進行の自覚を持ち、はしゃぎ過ぎないようにすることが大切です。
流れに身を任せてしまうと、「私はきっちりと司会進行の役目を果たしてくれると思い、君に司会進行を任せたのに、本当に残念だよ!」と、司会進行を任せてくれた人の面目丸つぶれです。
はしゃぎたい気持ちを抑えることも、司会進行の責務です。
嫌われないためにも、あるべき司会進行の姿をしっかりとイメージし、守るようにしましょう。
司会進行の心得⑨オーバーなお世辞はNG!何事もほどほどに
「素晴らしいスピーチをありがとうございました。こんなにも素晴らしいスピーチを、私は今まで聞いたことがありません。類まれなるセンス、飛びぬけた実績、誰よりも積み重ねた経験がある佐藤部長だからこそ、このような歴史に残るであろうスピーチができたのではないかと思います。」
このように、オーバーなお世辞はNGです。
例え本心からこのように思っていたとしても、人間はあまりにも褒められすぎると、むしろ悪い気分がするものです。
「あの司会進行は私のことをバカにしているのか?」とすら思われる可能性もあります。
褒めること自体は全く悪いことではありませんので、ほどほどに自然に褒められるように、意識しましょう。
司会進行の心得⑩早口で話し過ぎていないか。常に振り返りを行う
司会進行は、誰よりも落ち着きを求められます。
しかし、緊張がかかる大役なので、無意識の内に、非常に早口で話してしまうことがあります。
そこで、定期的に「早口で話し過ぎていないか?」ということを自身で振り返る癖をつけておきましょう。
思い出すほど余裕がない場合は、例えば、「ゆっくり話すこと!」と書いた紙を、司会進行席に置いておくのも有効でしょう。
また、早口になり始めたら、誰かに注意してもらうようにお願いしておくのも良いでしょう。
参加者に安心感を与えるためにも、早口で話し過ぎないように、意識しましょう。
ー以上ー
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