「合理的と効率的と能率的って何が違うの?」
このように、似たような言葉に戸惑う人は多いでしょう。
そこで本記事では、合理的と効率的と能率的の違いについて超簡単に解説していきます。
使い方や例文を載せますので、十分理解できるでしょう。
Weblio辞書の意味
それではまず、Weblio辞書の意味から見ていきましょう。
辞書の表現は堅くて分かりにくいので、後ほど分かりやすく簡単に解説していきます。
合理的とは?
① 論理にかなっているさま。因習や迷信にとらわれないさま。 「 -な考え方」
② 目的に合っていて無駄のないさま。 「 -な作業手順」
「あの人は合理的に話す人だ。」
「合理的な判断をする。」
例文ですが、このように使われます。
効率的とは?
物事が無駄なく効率よく行われるさま。能率的。 「資源の-な利用」
「効率的な財産運用をする。」
「業務を効率化する。」
例文ですが、このように使われます。
能率的。と書いてありますが、厳密に言うと違いますが、詳細は後述します。
能率的とは?
むだなく仕事がはかどるさま。能率のよいさま。 「 -に仕事を進める」 「非-なやり方」
「能率的に製品を作る。」
「能率的な手順にする。」
例文ですが、このように使われます。
合理的とは?超簡単に解説!
合理的の意味は、合理的という感じを分解すれば簡単に分かります。
「理」に「合」ったこと。
つまり合理的とは、理にかなっているということを指します。
「理にかなっていると言われても、いまいちピンとこない・・・。」
もちろんこういう人もいるので、もっと簡単に言い換えましょう。
シンプルに言うと、
・誰もが納得できること。
・無駄のないこと。
・お金や労力がもったいなくないこと。
という意味と捉えて下さい。
つまり一例として「合理的な判断をする」ということは、
・誰もが納得できる判断である。
・無駄のない判断である。
・お金や労力がもったいなくない判断である。
と言えます。
効率的とは?超簡単に解説!
効率的とは、効率がいいことを指します。
「いや、そのまんまじゃん!それじゃ分からないよ!」
と言う方もいるでしょう。
シンプルに言うと、
・お金や労働力に対して大きな成果を出すこと。
・コストパフォーマンス(コスパ)が高いこと。
を指します。
例えば、忙しく働きまわる居酒屋のアルバイトで3時間働いて3000円もらうのと、ただ座って受付を3時間して6000円もらうとしたら、効率的なのはどちらでしょうか?
もちろん、受付をした人ですよね。
座っているだけなのでエネルギーの消費量が少ないですし、もらえるお金も大きいです。
つまり効率的とは、支払ったお金や労働力に対して大きな成果を出せることです。
よく使われる言葉で言うと、「コスパが良い」ということです。
能率的とは?超簡単に解説!
能率的とは、一定時間内の成果を表します。
例えば、とあるラーメン屋の店主が、10分でラーメンを1杯しか作れないとします。
そこで作る手順を工夫して新しい手順にしたことで、5分でラーメンを1杯作れるようになりました。
この古い手順に比べて、新しい手順は「能率的」であると言えます。
能率的とは、一定時間内の成果だと考えましょう。
合理的と効率的と能率的の違いを一言でまとめる。
それでは最後に、合理的と効率的と能率的の違いを一言でまとめます。
合理的:道理に合っていて、誰もが納得できる無駄のないこと
効率的:お金や労働力に対して得られる成果が高いこと
能率的:一定時間内の成果が高いこと
特に効率的と能率的が似ていますが、効率的とはお金や労働力に対する成果、能率的とは時間に対する成果を表します。
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