【テニスコートの種類】全テニスコートの特徴と知って得する基礎知識
まずテニスコートには、大きく分けると下記の5種類があります。
①グラスコート
②クレーコート
③ハードコート
④オムニコート(砂入り人工芝)
⑤カーペットコート
本記事では、上記5種類のコートについて、その特徴と基礎知識を記載していきます。
※その他テニスに関する情報については、下記記事を参照ください。
テニスコートの種類①グラスコートの特徴
引用元:https://matome.naver.jp/m/odai/2148547852218927401/2148549049028300303
グラスコートは、テニスの四大大会の中でも日本で最も知名度の高いウィンブルドン(全英オープン)で使われているコートです。
そのためか、日本でテニスコートというと、このグラスコートをイメージする方も多いかと思います。笑
このグラスコートは、天然芝のコートです。
なので、天然芝を良好な状態に保つための管理が大変であることから、国内外問わず、あまり普及していないコートです。
ましてや日本では、四季の気候変動や梅雨の時期の大雨などがありますので、なおさら見かけることは少ないコートになっています。
お手間がかかるわがままコートってことですね。笑
ウィンブルドンのコートも、なんとウィンブルドンの開催時だけしか使われず、他の期間は、天然芝のお手入れに費やされているそうです。
次に、グラスコートの特性としては、ハードコートなどに比べてボールのバウンドは低くなっています。
また、バウンド後のボールの減速が少なく、球足が速いという特徴があります。
普段からテニスをする方にとっては、いつかはウィンブルドンでテニスをするのが夢ですよね!笑
テニスコートの種類②クレーコートの特徴
引用元:http://www.ntssports.co.jp/tennis/redcray/redcray.html
クレーコートは、その名の通り、Clay(土)で作られたコートです。
テニスの四大大会では、全仏オープンのテニスコートがクレーコートです。
全仏オープンのテニスコートはクレーの中でも少し変わっており、赤土とも呼ばれています。
赤土というと、テニスをやらない方も聞いたことがあるかもしれないぐらい、有名ですね。
使われている土の種類によって赤土だったり、普通の茶色のコートだったりします。
色々な種類があるとはいえ、全体的には、バウンドはグラスコートよりも高く跳ねます。
しかしその反面、土がボールのバウンド時にボールの衝撃を吸収するため、球足が遅いのが特徴的です。
球足が遅いことから、ラリーが長続きしやすく、試合が長期化しやすいのも特徴です。
このクレーコートを使う全仏オープンで圧倒的な強さを誇るのが、赤土の王の異名を持つラファエルナダルですね。
ラリーが長引きやすいこのコートでは、スピンを強くかけて重いボールを打つ選手が優勢となりやすいです。
また、1試合1試合が長期化するので、精神肉体共に強い選手しか続けて勝ち抜くことができません。
どちらの条件も高いレベルで満たすのが、ラファエルナダルです。
これからも、赤土の王として、全仏オープンでその強さを見せつけて欲しいですね♪
ちなみに日本でもクレーコートは少し見かけますが、雨が降ると水はけが良くないことが多いので、天候に左右されやすいコートと言えます。
雨が止んだのにテニスができないということもあるコートです。
テニスコートの種類③ハードコートの特徴
引用元:http://chikuhou-ryokuchi.jp/guide/sports/s02
テニスの四大大会では、全米オープンや全豪オープンの二大会で使われるのが、このハードコートです。
アスファルトなどで作られたコートなので、その他テニスコートよりも足元が固いのが特徴的です。
天然芝や土に比べると、維持管理が楽なので、世界的には最も普及しているテニスコートとも言えます。
(ちなみに日本国内で最も普及しているのは、砂入り人工芝です。)
地面が固いことから、よくボールが跳ねるので、バウンドは高くなります。
なので、ロブなどが来た時、のんびり構えていると、あまりのバウンドに慌てふためくことがあります(私だけ?笑)。
球足に関しては、遅くも速くもない印象です。
雨が降った後は、滑りやすい場合もあるので、気をつける必要があるコートでもあります。
テニスコートの種類④オムニコート(砂入り人工芝)の特徴
引用元:http://硬式テニス上達.com/category15/entry446.html
日本で最も普及しているのが、このオムニコート(砂入り人工芝)です。
普段テニスをしている方も、このオムニコート(砂入り人工芝)を使っている方も多くいらっしゃると思います。
最も特徴的なのは、足を滑らせながら打つことができるので、足腰の負担が少ないところですね。
また、定期的に砂を撒けば良く、維持管理がそこまで難しくない上に、雨が降ってもクレーコートよりも早く使えるようになるので、雨が降りやすい日本では人気のコートです。
ただし、四大大会を始め、プロの公式試合で残念ながらオムニコート(砂入り人工芝)を使用する大会はありません。
なので、プロ志向の方は、あまりホームコートにはしたがらないコートでもあります。
まあ、日本で趣味レベルで楽しむ程度であれば、このオムニコート(砂入り人工芝)で全く問題ありませんね!笑
コートの特性としては、ボールのバウンドはノーマルであり、球足は若干遅くなる傾向にあります。
特に癖はなく、万人受けするコートであるという印象があります。
テニスコートの種類⑤カーペットコートの特徴
引用元:http://www.gunzesports.com/suitamyrica/staff/安心・安全のカーペットコート!!/
まるでカーペットのような柔らかいコートがあります。
このカーペットコートは、屋外は滅多になく(というか見たことがない。笑)、インドアテニススクールで採用しているところが増えてきている印象があります。
綺麗に保たれていることが多く、コートのどの場所でも跳ね方や球足が変わらず、安定感のあるコートといえます。
バウンドは普通ですが、球足が若干速い傾向にあります。
球足が遅いところもありますが、ボールが一定以上のスピードになると、滑るように伸びることもあります。
カーペットコートは、テニススクール専門のようなところがありますので、あまり慣れすぎると草トーナメントなどでは不利になるかもしれません。
テニスコートの種類と特徴は多種多様
大別すると上記の5種類になりますが、コートに使用する材質やその土地の環境、砂の量など、様々な要因があります。
そのため、同じ種類のコートでも、ボールのバウンドの仕方や球足が若干異なります。
しかし、大まかな傾向は同じなので、今後は、テニスコートの特性も意識してテニスをすると、より深みが増すと思います。
プロの試合を観るときも、テニスコートの違いにも着目しながら観ると、より楽しめそうですね♪
※その他テニスに関する情報については、下記記事を参照ください。
コメント